オーストラリアに住むアミナ・ハートさんは、子供を2度亡くし離婚。しかしどうして子供が欲しくてシングルマザーで子供を育てる決心をします。そして精子バンクで登録された精子を提供して貰い無事出産。
生まれた子供を見ながらアミナ・ハートさんは、ふと精子を提供してくれた人に会って見たいと思う様になります。どうしても会いたくて仕方が無いアミナ・ハートさんはある行動に出ます。さてアミナ・ハートさんは無事に精子を提供してくれた男性に会う事が出来るのでしょうか?
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目次
アミナ・ハートが精子バンクで精子を提供して貰う経緯
オーストラリア出身のアミナ・ハートさんは、元夫との間に生まれた息子のマーロン君を4か月で亡くし、その後のパートナーとの間に生まれたルイス君も14か月で亡くしました。
おかしいと思い詳しく調べると、アミナ・ハートさんは男の子を出産すると病気で亡くなってしまうと言う遺伝子を持っていたのです。
しかしどうしても子供がもう一度欲しかったアミナ・ハートさんは、2度結婚をし子供が亡くなった事が原因で離婚した事から、シングルマザーで子供を育てる決心をします。アミナ・ハートさん 42歳の時でした。
精子バンクではその精子が誰もものなのかは解りませんが、簡単な自己紹介がありました。
アミナ・ハートさんは、色々な提供者のプロフィールを読みながら最終的に5人に絞り、その中から「 明るくて 健康です 。南の島で畜産農家をやっています。」と紹介された人を選び「ミスター・ハッピー」というニックネームを付け体外受精を行いました。
そしてアミナ・ハートさんは無事に 女の子を出産しレイラちゃんと名付けました。産まれて来たレイラちゃんは、目の色や髪の毛の色が自分とは全く違い、しっかりミスターパッピーの遺伝子を受け継いでいました。
毎日すくすく育つレイラちゃんと見ながら、アミナ・ハートさんは精子を提供してくれた、ミスターパッピーがどんな人なのか知りたくなってしまったのです。
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アミナ・ハートが精子バンクのプロフィールから提供者を探し出す事に成功
精子バンクでは子供が18歳になるまでは、精子提供者は子供には会う事はしなくても良いという決まりがありました。養育費の問題などからそう決まっていたのです。
しかしどうしても諦めきれない アミナ・ハートさんは、 プロフィールに書かれた些細な事をキッカケにして、ネットで調べまくった結果、どうとう精子を提供してくれた、ミスターパッピーを突き止める事が出来たのです。
そしてアミナ・ハートさんはレイラちゃんの写真を添え、会いたいと手紙を書き、精子バンクにそれらを渡して貰える様頼みました。
精子バンクの答えは、相手の解答による、というもの。アミナ・ハートさんは、会える様に一生懸命祈りました。
ミスターパッピーはその手紙と写真を渡されビックリ。レイラちゃんは自分にそっくりでした。そのせいか、スコットさんは妙にレイラちゃんに愛着が湧いたのです。そして一度あってみたいと思うようになったのでした。
精子提供者のミスターパッピーの名前は同じくオーストラリアに住むスコット・アンデルセンさん。彼は2度の結婚で4人の子供がいました。
スコットさんはレイラちゃんが1歳の誕生日を迎えたすぐ後に対面を承諾。
スコットさんは 「彼女だけでない。私自身の中にも、私の子を産もうとする女性やその赤ちゃんの会ってみたいという期待はあったのです。レイラの笑顔には一瞬にしてハートを射抜かれました」と告白しました。
その後も頻繁に3人で会うことになったスコットさんとアミナ・ハートさんは、次第に心を許せる仲になりお互いに結婚を意識する様になりました。
そして2年の交際の後、2015年12月に結婚。この話が話題となり、「How I met yuor father」と言うタイトルで映画化されるほどになりました。
アミナ・ハートが精子バンクで掴んだ幸せのまとめや感想
妊娠したいが相手がいない、子供が欲しいが精子に問題がある場合、こういった精子バンクが利用できます。そして精子だけの提供で、養育費などには一切関わらず、自己責任の元で妊娠、出産に挑みます。
しかし産まれて来た子供の父親がどんな人か知りたくなるのは、自然な事なのかも知れません。アミナ・ハートさんは、どうしても会いたくて必死で探し、会うことが出来ましたが、実際は会えるとは限りません。そんな中で結婚に至る事は本当に奇跡の様な気がします。
ミスターハッピーは、本当に自分の遺伝子のせいで子供を失い夫も失った アミナ・ハートさんに本当の幸せを運んでくれたのでした。人の出逢って素敵ですね。レイラちゃんが引き合わせてくれた様に感じた素敵な実話です。
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