春は引越しの季節ですが、H25年の調査で賃貸や持ち家の空室率が13.5%になった今、持ち家派と賃貸派のどちらがいいのか、また購入を考えている人や老後の事を考えると悩むテーマです。
しかし不動産購入って随分お金も掛かるし、ローンも重荷・・・賃貸の方が気軽に引越しも出来るし、そんなに費用も要らないし実際どっちがいいんだろう?と思った事はありませんか?年齢を80歳までと想定して、計算された結果、持ち家と賃貸暮らしでは掛かる費用はそんなに変わらないと言われています。(約200万程持ち家が安い位)
引越しシーズンに突入する今、購入派と賃貸派のメリットデメリット等を調べてみました。
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目次
持ち家派と賃貸派の割合は?
ではまず、持ち家派と賃貸派の割合を見て行くと、この割合は1978年から持ち家派6割、賃貸派3.5割は少しの変動があるものの、変わってはいません。持ち家派は30代後半から増え始め、60代後半では80%が持ち家派になっています。これは退職金などを利用して購入する人が増える為だと言われており、60代の5人に4人が持ち家派になる形になります。
しかしこの先、結婚しない単身者が増えている事と、離婚の増加で年齢が上がっても持ち家派では無く賃貸派が増える傾向があると言われています。
持ち家派のメリット
- もし世帯主(ローン契約者)が亡くなった時は、住宅ローンは無くなる。
- 最後に資産として残る
- 自分の家と言う安心感がある
- 自由にカスタマイズ出来る
- 戸建で駐車場付きなら駐車代が不要
持ち家派のデメリット
- 単身赴任や転勤・近隣での揉め事などがあった場合、気楽に移動出来ない
- 郊外に購入した場合は、通勤に時間が掛かる。
- 失業した時などでも、住宅ローンは一定の金額を支払う
- 修繕費・固定資産税等、積立をしておかないと行けない。
- ローンが支払えない時は抵当権がある為、競売になり追い出される。
- もし亡くなった場合、相続や売却等の手間が掛かる
賃貸派のメリット
- 何かあった時気楽に移動が出来る。
- 住宅を取得するにあたって、高額な金額は不要。
- 入居審査はあるが、住宅ローンの様な厳しい審査ではない。
- 修理などのメンテナンス代を気にしなくても良い
- 亡くなった後の住宅の処理が持ち家よりも楽
賃貸派のデメリット
- ずっと住みつづけられるかの不安(老朽化・取り壊しなど)
- 老後も家賃を支払っていく事への不安
- 資産にはならずに終わる
- 車がある場合、駐車場代が掛かる
- 物件によっては修繕して貰えない場合もある
- 更新料や保険代・家賃保証などが掛かる
- リフォームが出来ない
持ち家派と賃貸派のメリット・デメリットは言わば真逆になりますね。
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賃貸派と持ち家派の老後はどちらが安心?
賃貸派と持ち家派のメリットデメリットを見て来ましたが、では老後はどちらが安心なのでしょうか?。その答えは年老いた時の生活スタイルによって変わる。と言うのが正しい答えかと思います。
離婚してしまい1人になった時、持ち家があると住宅ローンが完済していれば家賃が要らず安心です。しかし高齢になった際に住宅に修理必要になった際は、自分で手配して補修していかなければなりません。
その分賃貸は、管理会社に電話1本で修理OK。自分で壊したのでなければ基本管理会社が直してくれます。その辺が出来る人と出来ない人での不安感が違います。
また子供がいる場合、持ち家派は資産を残してあげる事が出来ますが、子供がいない場合は廃墟となってしまいます。自分が亡くなった後の家の処理をする際に、子供の立場からすると便利な場所にあれば使えるが、へんぴな場所だと使え無いので処分するのが面倒など色々な問題が出来ています。
賃貸は解約して終わりです。自分が住む家があり家賃が要らない事は、物凄い安心感ではありますが、色々な事を考えた時はどちらがいいのか?は人それぞれの環境が違うため難しい問題です。
賃貸派と持ち家派のメリットデメリット老後を考えるとどちらが安心?のまとめや感想
住宅の購入は人それぞれ理由がある筈です。みんなが購入しているからでは無く、何故必要かをしっかり考えて購入しなければ、低金利になったとはいえ、住宅ローンは変動で金額も変わりますし、子供に一番お金が掛かる時期に購入するのもしんどい思いをする場合があります。
その為、持ち家派で一番多い購入年齢層は、まだ子供が小さい内の30代後半~と退職した頃の60代後半位です。賃貸派もきちんとした目的があれば、むしろ賃貸に住む方が断然良い場合もあります。因みに私が購入した理由は、離婚した後、自分に何かあった際に子供の住む場所が無くなるから。でした。
不動産はあれば良いですが、購入には結構な金額が要りますし、住宅ローン審査も胃が痛いものです。住宅ローンを通す為、不正で勤務先詐称をし工作をしてくれる業者もありますが、長い目で見ると結果ローンが払えなくなるのが目に見えています。住宅購入は人生で大きな買い物です。ですからしっかりメリット・デメリットを考えて購入してくださいね。
また今の時代はお一人様が増えて来ているせいか、賃貸派も多くなっています。住宅ローンに苦しめられ不便な場所に住むよりは、都会の便利な場所に住み、落ち着きたい時は引越しすればいいと言う考えも、今の時代では考えられる選択です。
生涯で200万しか変わらないのなら、賃貸派か持ち家派か悩む時代になって来たなと考えさせられるのでした。
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